ミヅキの超短読書感想文

読んだ本についての超短い感想文です。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ザ・コーチ2 ― 神様からのギフト – 谷口 貴彦

フルタイム勤務なお母さんが、家庭も仕事も行き詰ったところから、コーチングセッションを受けて、逆転していくお話です。 コーチング手法について書かれたビジネス本なのに、読み進めるうちに、胸熱で泣けてきます。自宅でひっそり読むのがお勧めです。 ザ…

たった一通の手紙が、人生を変える – 水野敬也

手紙の書き方を、偉人が書いた手紙の例を上げながら、解説してくれます。 普通では会えない人とのつながりを作ったり、気持ちを伝えるためには、それに合ったテクニックが必要なことに気付けます。 次のイベントで、大切な人に手紙サプライズしたい人に、特…

人間の絆(上) – モーム/北川悌二訳

周囲から聖職者になることを期待されていた少年が、自分の道を探します。 人の目を気にする性格が災いして、なかなかものにはなりませんが、徐々に人間としての経験値を上げていく姿が印象的です。 人間の絆(上) (新潮文庫) 作者: モーム,中野好夫 出版社/…

星々の舟 – 村山由佳

父母の連れ子の兄妹と、そのあとに生まれた妹家族のお話です。 それぞれ過去に犯した罪への後悔を引きずり続けますが、家族と新たな一歩を模索する姿は、たくましく映ります。 星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫) 作者: 村山由佳 出版社/メーカー: 文…

貧しき人々 – ドストエフスキー

貧しい男女が、手紙でやりとりするお話です。 人の手紙を覗いているみたいで、ちょっとわくわくしますが、かなり風刺がきいています。 貧しき人々 (光文社古典新訳文庫) 作者: ドストエフスキー 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/12/20 メディア: Kindl…

異邦人 – カミユ/窪田啓作

ママンを亡くした男性のお話です。 本人はまじめに嘘をつかずにいますが、相手を気にしなさすぎで、誤解が加速します。 バンド・デシネ 異邦人 作者: アルベール・カミュ,ジャック・フェランデス,青柳悦子 出版社/メーカー: 彩流社 発売日: 2018/06/14 メデ…

最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫) – 二宮敦

同じ病院に勤務する3人の同い年のお医者さんが、それぞれ違うアプローチで病気に立ち向かうお話です。 生きるとはなんなのか、流されず、ちゃんと選択しているか、なんてことを考えてしまいます。 最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫) 作者: 二宮敦人…

大地 第三部「分裂した家」 – パール・バック/大久保康雄訳

大地主の遺産を相続した三兄弟の子供たちのお話です。 いつの時代もどこの国でも、親は、こどもたちの世代の考えることは、なかなか理解できないようです。 大地 第三部 作者: パール・バック 出版社/メーカー: グーテンベルク21 発売日: 2015/03/04 メデ…

大地 第二部「息子たち」 – パール・バック/大久保康雄訳

大地主の父親から遺産を受け継いだ、3兄弟のお話です。 みんな好き勝手に放蕩していきますが、軍人の三男は大志を抱きますが、器の大きさがちょっと小さいところが、共感度が上がります。 大地 第二部 作者: パール・バック 出版社/メーカー: グーテンベルク…

大地 第一部 – パール・バック/大久保康雄訳

中国の清時代末期に、貧しい農夫が大地主になっていくお話です。 とにかく、奥さんが黙々と働きます。 大地 第一部 作者: パール・バック 出版社/メーカー: グーテンベルク21 発売日: 2015/03/04 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 – 菅原洋平

脳の仕組みを使って、すぐやる人になる方法の本です。 題名の印象から、根性論的な耳に痛い話が書いてありそうなので本棚奥にしまっていましたが、いざ読んでみると、脳科学による行動の法則と、それに対してやることが書かれています。読んだだけで、のんび…

沖で待つ – 絲山秋子

住宅設備会社に就職した女性と同僚の男性が、「大事なもの」を託しあうお話です。 クレーム対応で大事なことは、適切でも迅速でもなく、お客様の前で汗をかくってことらしいです。 ほかに、自分の大事なものを守る「勤労感謝の日」と、自分の大切なものに気…

カーミラ – J・S・レ・ファニュ

事故で美しいお姫様がお城にやってきてから、お友達になった娘さんに奇妙なことが起きるお話です。 後から、じわじわくる感じのホラー系です。 カーミラ 作者: J・S・レ・ファニュ 出版社/メーカー: BOOKS桜鈴堂 発売日: 2015/02/27 メディア: Kindle版 この…

魚河岸ものがたり – 森田誠吾

謎の男が、魚河岸がある街で暮らすお話です。 昔ながらの商店街と人々が、懐かしくもあり、温かくもあります。 魚河岸ものがたり (新潮文庫) 作者: 森田誠吾 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1988/07 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1…

四季 冬 – 森 博嗣

殺人罪で逃亡中の天才女性科学者が、生きているとは何かについて語ってくれるお話です。 本編と前3作では、ひたすらに孤高の存在だった彼女でしたが、意外とそうでもなさそうって思えちゃいます。 四季 冬 (講談社文庫) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 講談…

黒冷水 – 羽田圭介

兄弟げんかが、どんどん激化していくお話です。 お兄ちゃんは、どうすれば仲良くなれるかわかっちゃいますが、なかなか行動にすることは難しいようです。 黒冷水 (河出文庫) 作者: 羽田圭介 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2005/11/01 メディア: 文…