ミヅキの超短読書感想文

読んだ本についての超短い感想文です。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

猫と庄造と二人のをんな 中公文庫 – 谷崎 潤一郎

猫が可愛いくてしょうがない男性と、その元妻、妻のお話です。 猫さんがちょっとでも良い顔をしてくれれば、それだけで他のことはどうでもよくなってしまいますよね。 猫と庄造と二人のをんな (中公文庫) 作者:谷崎 潤一郎 発売日: 2013/07/23 メディア: 文庫

総理にされた男 – 中山 七里

総理によく似た売れない舞台俳優が、内閣総理大臣の代理になってしまうお話です。 俳優目線で、政治家の答弁が物足りなく見えたりしますが、「青臭い理想」というやつを信じてみたくなります。 総理にされた男 作者:中山 七里 発売日: 2015/08/25 メディア: …

池袋ウエストゲートパーク – 石田 衣良

PHSの頃の池袋の少年たちが、事件を解決するお話です。 徹頭徹尾、頭の切れる「マコト」の一人称で、物語が超高速で展開していく、まるでジェットコースターのようです。 池袋ウエストゲートパーク 作者:石田 衣良 発売日: 2012/09/20 メディア: Kindle版

きっと君は泣く (角川文庫) – 山本 文緒

おばあちゃん譲りの美人さん(23才)のお話です。 おばあちゃんみたいに格好よく生きようとしますが、現実はどうしてもその逆に向かって行ってしまいます。 きっと君は泣く (角川文庫) 作者:山本 文緒 発売日: 2013/07/17 メディア: Kindle版

穂高小屋番レスキュー日記 – 宮田 八郎

学生時代に穂高の山小屋のスタッフに入り、その後支配人を務めた男性の日記です。 自然は美しく人の心をつかみますが、たとえ経験豊かな山男でも、一瞬のスキを突いてくる恐ろしいところでもあります。 穂高小屋番レスキュー日記 作者:宮田 八郎 発売日: 201…

人間失格 – 太宰治

ある男性が残した「恥の多い人生でした」な手記のお話です。 子供のころから自分と周りとのズレを認めて、そのズレを育てちゃって、歪んだ結末に向かっていきます。 人間失格 作者:太宰 治 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版

武器よさらば - ヘミングウェイ

第1次大戦の中で、イギリス軍に従軍していたアメリカ人の若者が、イギリス人看護婦さんに恋をするお話です。 どんなに懸命に、親、戦争と運命に抗っても、 武器よさらば (新潮文庫) 作者:アーネスト ヘミングウェイ 発売日: 2006/05/30 メディア: ペーパー…

プロフェッショナルリーダーの教科書 – 経営者ブートキャンプ

その道のプロ5人から、今後10年勝ち抜くリーダーになるためには何をするのかを教えてくれます。本書に綴られている体験談は、何を考えて何をなしてきたか、とんでもない覚悟を垣間見ることができます。 プロフェッショナルリーダーの教科書 作者:山田 修,新 …

Re:ゼロから始める異世界生活 10~20巻

引きこもりだった少年が、異世界でやさしくしてくれた少女と、その周りの人たちを笑顔にすべく、駆けずり回るお話です。 作者さんは、主人公が嫌いなのではないかと思うくらい無理ゲーを強いてきますが、泥臭く攻略していく姿が、いつの間にかかっこよく見え…

黄色い部屋の秘密 – ガストン・ルルー

密室で令嬢が襲われた事件に挑む、18才の天才記者さんのお話です。 主人公が犯人を特定しても、なかなか明かしてくらず、引っ張られまくる感じが痺れます、 黄色い部屋の秘密〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:ガストン ルルー 発売日: 2015/10/30…