ミヅキの超短読書感想文

読んだ本についての超短い感想文です。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

レ・ミゼラブル【完全版】 – ヴィクトル・ユーゴー

前科を持つ脱走囚が、司教との出会いにより改心、その後、善行を重ねるお話です。 置かれた環境はみんな違いますが、悩み、その中で自分にとっての正解を選択していきます。あと、悪い奴は、記憶と勘がとっても良いようです。 レ・ミゼラブル【完全版】 作者…

ことり - 小川洋子

人のことばは話せませんが、自分だけには理解できる兄を持つ、男性のお話です。 極力人との関わりを避けた、しずかな生活が、優しい文章で描かれています。 ことり (朝日文庫) 作者: 小川洋子 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2016/01/07 メディア: …

旅の日のモーツァルト – メーリケ

モーツァルト夫婦が、オペラを上演するためにプラハへ向かう旅の1日のお話です。 ひたすらに、のどかで詩的な表現で、天才音楽家のはかなさを感じます。 旅の日のモーツァルト (岩波文庫) 作者: メーリケ,宮下健三 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1974/1…

三月は深き紅の淵を – 恩田陸

三月は深き紅の淵をという謎のミステリー小説をめぐる、4つのお話です。 評価されたい、きもちを伝えたいなどなど、、、作家目線で「文章を書くこと」の動機の「ありか」を探す作品ではないかと思いました。 三月は深き紅の淵を (講談社文庫) 作者: 恩田陸 …

やさしい訴え – 小川洋子

旦那さんから逃れるために家出したご婦人が、家出先でチェンバロを制作している男性、女性、老犬と知り合うお話です。 みんな、過去に大事な何かを失っていますが、距離を測りながらお互いに絡んでいきます。 やさしい訴え (文春文庫) 作者: 小川洋子 出版社…

アフリカ マサイ族に学ぶ「リーダーシップの原点」 – 小島由香

実際にマサイ族の村での体験から得た、リーダーシップの原点についてのお話です。 少子高齢化などなど行き詰っている日本ですが、部族ファーストなマサイ族をお手本にしてみるのもアリなのかもしれません。 アフリカ マサイ族に学ぶ「リーダーシップの原点」…

人を育てる期待のかけ方 – 中竹竜二

自他ともに認める、オーラのない元早稲田大学ラクビー部監督のリーダー論です。 チームの勝利に向かって、選手一人一人と対話しながら、一緒に試行錯誤していきます。 人を育てる期待のかけ方 作者: 中竹竜二 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティ…

悪霊(下) – ドストエフスキー

ロシアで革命を企てる青年のお話です。 先の見えない社会で、ひたすら自己保身に走る人たちの悲劇を見ることができます。 悪霊(下) 作者: ドストエフスキー 出版社/メーカー: グーテンベルク21 発売日: 2014/07/04 メディア: Kindle版 この商品を含むブ…