ミヅキの超短読書感想文

読んだ本についての超短い感想文です。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

四季 秋 – 森 博嗣

男性大学教授と女子学生が、4年前に起きた殺人事件の真相を追うお話です。 原作の「すべてはfになる」でちりばめられた仕掛けを拾っていきます。 四季 秋 (講談社文庫) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/12/15 メディア: 文庫 購入: 1人 …

新版 放浪記 – 林芙美子

立派な女成金になりたい作者が、貧しい中でたくましく生きていくお話です。 場面場面で、効果的に香りの表現が使われていて、本の中の世界に入り込んだ感覚になれます。 新版 放浪記 作者: 林芙美子 発売日: 2012/09/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブ…

四季 夏 – 森 博嗣

天才少女(14歳)が、アメリカから帰国後に、最先端研究所建設と恋をするお話です。 無駄なことを徹底的に排除していくと、意外にも純愛が残ったりします。 「すべてはfになる」先にを読んでおくと、面白さ倍増です。 四季 夏 (講談社文庫) 作者: 森博嗣 …

乙女の港 – 川端康成、中原淳一

ミッション系学校で、新入生の女性を2人の先輩女生徒が取り合うお話です。 仲の良い先輩を「お姉さま」と呼んじゃう、「正統派少女まんが」展開になっています。 乙女の港 (実業之日本社文庫 - 少女の友コレクション) 作者: 川端康成,中原淳一 出版社/メーカ…

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣 - ケビン・クルーズ

この本を読むと、1日=1440分を、どう使うか考える機会をもらえます。 健康に良い習慣を1つでも増やしたいなぁと、検討中です。 1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣 作者: ケビン・クルーズ 出版社/メーカー: パンローリング株式会社 発売日: 2…

すべてがFになる - 森博嗣

お嬢さま大学生とヘビースモーカー男性教授が、孤島の最先端研究所で起きた密室殺人事件に挑みます。 登場人みんな頭良くって、超高速で議論が進んじゃいます。 すべてがFになる (講談社文庫) 作者: 森博嗣 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1998/12/11 メデ…

演歌の虫 – 山口 洋子

演歌ディレクターの男性が、お仕事をとっても頑張るお話です。 世間は「時短」が流行りですが、「やりたいことをやりきる」っていうのも悪くないかなって思っちゃいます。 本書籍は短編集になっていて、他に3篇、最初からうまくいかないことが分かっている恋…

四季 春 – 森 博嗣

天才美少女と、透明人間のボクがいる病院で、密室殺人が起きるお話です。 美少女の天才っぷりが、超理系で表現されています。 読み終えてから思ったことは、先に「すべてがFになる」を読んでおいた方が楽しめたかも。 四季 春 (講談社文庫) 作者: 森博嗣 出…

帰郷 – トマス・ハーディ

若者が宝石商をやめて、学校を作るべく帰郷しますが、難航するお話です。 理想と家族どっちも大事ですが、どっちも手に入れるのは難しいようです。 帰郷 作者: トマス・ハーディ メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

蛇にピアス – 金原ひとみ

カレシと同んなじように、舌にピアスを入れちゃう、若い女性のお話です。 求めても、いっつも後の祭りで、結局、流れに身を任せてしまいます。 蛇にピアス (集英社文庫) 作者: 金原ひとみ 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2006/06/28 メディア: 文庫 購入: …

誓約 – 薬丸岳

過去の罪と約束により、殺人を強要される、バーのマスターのお話です。 お父さんが、愛する娘のために、駆けずり回りますが、昔の悪事の経験が役に立ったりします。

初恋 – トゥルゲーネフ

独身男性が、16歳の時の初恋を語っちゃうお話です。 年上女性との恋は、とっても甘酸っぱいです。

ぼくは勉強ができない – 山田詠美

僕は勉強ができないって胸を張って言えちゃう、高校男子のお話です。 「みんな違う価値観を持っていて良いんだよ!」でやりきっちゃう。痛快です。

斜陽 – 太宰治

父を亡くして没落した貴族の娘と、その母、弟のお話です。 それぞれ、プライドを持ったまま、突き進む姿がとても印象的です。

テロリストのパラソル – 藤原伊織

新宿中央公園の爆破事件を、アル中の中年男が追っていくお話です。 超鈍感主人公 vs ツンデレさん(2代)の戦いです。

禅マインド ビギナーズ・マインド - 鈴木俊隆

1959年に、単身渡米して禅の教えを広げていった時の鈴木俊隆住職のお言葉が詰まっています。 作内の住職は、いつも明るく、前向きで、読み手も元気がもらえちゃうお話です。

千代の富士一代 – 石井代蔵

昭和後半の大横綱「千代の富士」が、角界入りから引退まで、第3者目線で語られるお話です。 引退覚悟の絶望的な怪我を負った場面から、逆境をその後の躍進につなげちゃう、とんでもない根性の持ち主です。

グラント船長の子供たち ー ジュール・ヴェルヌ/大久保和郎訳

シュモクザメのおなかから出てきた、ビン内の手紙を見つけたことから始まる大冒険のお話です。 とにかく、冒険のスケールが大きく、山、川、海、大陸横断・・・、自然/人災がじゃんじゃんやってきます。